01 / 標本外見スケッチ
姿にまで出る、この癖。
🔍 標本スケッチ
大きな耳で名前を拾い、斜めに開いた口から小さなトゲを飛ばす。片手のスマホには、褒める話も招待も届く。口を通ると、なぜか全部に難点が付く。
02 / リアル遭遇シミュレーション
こんな返信欄、見たことある。
会話はすべて創作です。名前ではなく、やり取りの流れを観察してみてください。
SCENE 01知人の展示が決まった。
Aさんの初個展が決まったんだって。見に行くの楽しみ。
あの人、前から自分を大きく見せる感じあるよね。
作品を見てみたいなと思って。
作品は知らないけど、本人はちょっと苦手。そう思わない?
個展の話から、作品を見ていない人による人物評へ。さらに同意を求められ、楽しみにしていた側まで悪評の席へ誘われる。
SCENE 02交流会に誘っただけなのに。
週末の交流会、Bさんも来るって。久しぶりに会えるね。
Bさんって、話し方が偉そうじゃない?
じゃあ、Cさんとも話せそうだよ。
Cさんもなあ。いつも感じよくしてるけど、あれもわざとっぽい。
話題の人を替えても、悪評が追加される。特定の困り事を相談する会話ではなく、紹介された人を次々と品評する流れになっている。
03 / 生態あるある
つい見入ってしまう、三つの癖。
お祝いに欠点を添える
「展示が決まった」に「でも、あの人さ」。祝いの花束へ、頼んでいない枯れ葉を差し込む。
感想の相づちを募集する
「そう思わない?」で、相手にも同じ評価を求める。話を聞いていた席が、いつの間にか悪口の共同署名欄になる。
話題が変わっても品評が続く
別の人を紹介すると、今度はその人の難点が出る。誰の話をしているかは変わっても、会話のメニューは一品のまま。
04 / 見分けどころ・ひと呼吸
似ている話と、ここが違う。
「聞き役になっても、悪口の連名者になる必要はない。」
返事に困った沈黙まで、同意に数えなくていい。誰かの近況を話したかった気持ちや、あなた自身が持った感想は、そのまま残しておこう。
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