No.032他人の名前で会話の上座へ

ジンミャクジャク

誰かの作品を見ると、有名な知人の名前で羽を広げるクジャク。人脈の目録は豪華だが、作品の感想を書く欄がない。

「それ、知り合いの編集者も言ってた」

分類
名刺羽広属 / 人脈展示科
主な生息地
制作報告、交流会、業界の話題が出たコメント欄
ジンミャクジャクのイラスト
捕獲標本 No.032ジンミャクジャク名刺羽広属 / 人脈展示科

01 / 標本外見スケッチ

姿にまで出る、この癖。

🔍 標本スケッチ

羽の模様は名刺と集合写真。中央の自分は小さめだが、周囲の名前を借りると大きく見える。羽を閉じると、今回の用件がやっと見える。

02 / リアル遭遇シミュレーション

こんな返信欄、見たことある。

会話はすべて創作です。名前ではなく、やり取りの流れを観察してみてください。

SCENE 01小さな作品集が完成。

投稿者

初めて作品集を作りました。表紙も自分で描いた。

ジンミャクジャク

知り合いの編集者がね、表紙はプロに頼めって言ってたよ。

投稿者

今回は自分の作品をまとめる本なんだ。

ジンミャクジャク

その編集者、かなり有名な本を担当しててさ。

ここが、この生態。

編集者の名前が出ても、今回の本に何が必要かはまだ話されていない。権威が判断の材料ではなく、会話を自分の展示会へ変える羽になっている。

SCENE 02紹介を頼むと、関係の話だけ残る。

投稿者

印刷所を探しています。小部数で頼めるところをご存じですか?

ジンミャクジャク

業界の上の方に知り合いがいるから、その辺は詳しいよ。

投稿者

条件に合うところがあれば教えてほしいです。

ジンミャクジャク

その人とは昔からの付き合いで、よく相談されるんだ。

ここが、この生態。

頼んだ情報はまだ届かず、詳しい人を知っている説明だけが続く。

03 / 生態あるある

つい見入ってしまう、三つの癖。

  1. 感想より名刺を並べる

    「本ができた」に「大手の人と飲んだ時は」。作品を開くより先に、交友関係の扉が開く。

  2. 距離を大きく見せる

    一度挨拶したという話が、紹介では「よく知ってる人」になる。語られる距離が近くなるほど、羽の幅も伸びていく。

  3. 名前で判断を終える

    誰かの意見を出して「だからそういうもの」。理由を聞きたいのに、肩書が返事をする。

04 / 見分けどころ・ひと呼吸

似ている話と、ここが違う。

見分けどころ経験や専門家の意見を紹介することは役立つ。出典と理由があり、今回の用件に結びつくかを見る。知人が多いことを笑う話ではない。

「知らない有名人の席を、会話の上座に空けなくていい。」

名前の大きさで気後れしても、自分の企画の目的まで小さくなるわけではない。今の作品に使える意見かどうかで受け取ろう。

観察が済んだら、あなたの時間へ。

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01

返事を、いったん休む。

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02

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03

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